赤ちゃん絵本。『いないいないばあ』のオススメポイント! 子供が目を離さない魔力
作者の先生には申し訳ないのですが、この本を初めて古本屋で見つけた時、私は本棚にこの本をそっと返しました。
いやだって、絵が怖かったんだもんね。
モノトーンの色合い、ギョッと見開いたキャラクターの瞳・・・
表紙のクマさんからして、もう既に怖くて↓
と、猜疑心満々でした。
逆に泣くんちゃう?なんて思ったりして・・・・
・・・・・・・・
はいごめんなさいめっちゃ喜びましたね!
買って良かったです!!!
では、こんな風↑になった理由を、以下に詳しく説明いたします。
どうぞお付き合いください
感想
後日、再び娘と古本屋を訪れた時、娘が手に取ったのがこの本。
何か欲しいのある?
と聞いた時に、
「これ」
と。
え、ほんまに?
「ん(頷く)」
マジか。
まあいいか、半額やし
と、お買い上げ。
・・・・・・・・・・
その日から、何度読んだか。
いない いない ばあ
何度
にゃあにゃあがほらほらいないなーい
と、言ったか。
本を読む間、子供は笑うでも泣くでもなく、本をジッと凝視する。
たまに動作で”いないないいばあ”をするけれど、大体、絵をジッと見ている。
どうやらこの本の絵には、私には分らない魅力があったらしい。
それも底知れぬ、まるで、魔法のような・・・
そして文章も。
短く文脈も可愛いのに、何故か呪文の気配を感じてしまう。
・・・・・・・
――と、どうしても怖い感じに書いてしまいたくなりますが(笑)、要は、子供が夢中になる術を、作家先生はちゃんと御存じだった、という事ですね。
お見それしました、瀬川康夫先生。
そして、素晴らしい間のとりかたです、松谷みよ子先生。
『いないないばあ』の、本の特徴
サイズと重量(重さ)
縦21cm 横19cm 厚さ7㎜ 重量203g
軽く薄く、鞄に入れていても負担になりません。
読み終わるまでの所要時間
1分から2分
文字のサイズ、読みやすさ
1文字縦横1㎝で大文字は2.5㎝。黒文字。
背景色は落ち着いた草色ときなり。読みやすいです。
構造・質感
ハードカバーに画用紙(?)の、どこにでもある普通の絵本です。
対象年齢
表紙には『あかちゃんの本』と書いてあります。
3歳の息子はまだ好きです。
『いないいないばあ』のオススメポイント
ぱっと見、タイトルはありがちだし、絵も大人が見ると何か怖くて。買ってあげて大丈夫?って思っちゃいますが。
だけど安心して下さい。
子供にとっては、目を奪われ心を攫われる、とてつもない魔力・・・じゃなかった、魅力がこの本にはあります。
きゅるんと可愛くカラフルな絵本だけが子供に喜ばれるのではないのだ、とこの本は教えてくれました。
勉強になりました!