仕掛け絵本はお好きですか?
ページを開くと絵本の世界が飛び出してくる特別感溢れる絵本です。
その特別ぶりといったら、特別で名高いあの有名なキャンディ、ウェルタス●●●●●も霞むほど。
その仕掛けが複雑であればある程、ページを開いたの時の感動は大きくなります。
ここで、ご紹介したい仕掛け絵本があります。
それがこちら『恐竜時代』
息子が恐竜に興味を持ち始めたので恐竜の図鑑を探していたら、夫がこの『恐竜時代』を発見しました。
「かっっっこいい!!」
夫も私も大興奮。
お値段はなかなかどうして高価だけれど、子供の為なら買えない事もない。
しかも、今はネットを探せば中古本がすぐに見つかるし、フリマアプリという便利なものもある。
夫はメルカリユーザーなので、メルカリで検索。
シリーズ3冊セットで1冊分のお値段という破格の商品を発見し、ポチりました。
我が家へいらっしゃい。仕掛け絵本たちよ。
今まで幾つか仕掛け絵本は見てきましたが、『恐竜時代』には本当に感動しました。
飛び出る迫力・美しさは勿論の事、ページの中に更にページを作り、そこにも仕掛けを作るという仕掛け熱の入りよう。
どうやって組んでるの?と観察してみるけれど、複雑すぎてもしバラけたら絶対再現できないであろう不可逆な恐ろしさを感じるほどの仕掛けの精密さ。
そして、シックでアンティーク感のある外観はインテリアとしても優秀な役割を果たしてくれます。
本を閉じていても横から覗けるポップアップの片鱗が、わくわくを刺激して止まない。
これはもう、子供だけでなく大人も宝物にできる絵本と言えます。
ちなみにこの『恐竜時代』ですが、英語版と日本語版があります。
日本語版がよかったのですが、メルカリに出品されていたのは英語版でした。
でも英語版は、日本語版に輪をかけて鑑賞用に適していました。
読めない!
でもカッコイイ!
息子は
「ふわぁあああ!」「ほわぁ~!!」
と歓声か雄叫びか判断に困る声を上げながら、夢中でページを開けていました。
そして翌日、首長竜の首がボッキリ折れてしまいました。
半泣きになりましたが、ポップアップを触りたくなる気持ちはものすごく分る。
でもあかんねん!この本は特別やねん!
「頼むから大事にさわってな!関節ガッチャンガッチャン動かさんといてな!これ入り組み過ぎて直せんからな!」
本好き中年のくせに、ゴミクズみたいな言い回ししか出てきませんでした。
3歳児に高度な仕掛け絵本を与えた愚かさと、破壊行為をやめさせようとチョイスした言葉のセンスのなさに阿呆の二文字が浮かびました。
更に翌日には、別の恐竜が息子の関節ガッチャンガッチャンの餌食となり負傷。
息子には、せめてど素人でも修理可能な仕掛け絵本を選ぶできだったかもしれない。
対象年齢って大事。ホントに。
けれど購入自体に後悔はしていません。
息子が恐竜に興味を持ったこのタイミングだからこそ購入したものですし、例えボロボロになろうとも、息子にはこれからも『恐竜時代』で存分に感動してもらおうと思います。
そして私は、そのうちスマホの翻訳に助けてもらいながらぼちぼち読み進められたらと思います。