1歳からのオススメ絵本 『ねないこだれだ』 寝ようが寝まいがムードは抜群!
こんにちは。
このたび紹介したいのは『ねないこだれだ』
『ねないこだれだ』も有名な絵本ですね。
かなりのロングセラーで、NHKで朗読されているのを見た事もあります。
親御さんがこれを購入する目的はやっぱり、子供を早く寝かしたい。これに尽きると思います。
私も子供の寝かしつけには苦労しました。
深夜になっても寝ない我が子を前に何度
一回、こいつの第七頸椎ぶったたいてやろうか・・・
と出来もしない衝動に駆られたかしれません。
オバケを恐れて大人しく布団に入ってくれるなら願ったり叶ったりです。
さて問題は、『ねないこだれだ』に子供を早く布団にもぐらせる力があるのかどうか。
答えは、ある! でしょう。
ただし、例外もしっかりおります。
うちの息子がそれです。
でもいいんです。絵本自体が楽しいから。読み聞かせてやると息子がお化けのマネして喜ぶから。
恐がらせるだけじゃなく、楽しませる絵本としても、『ねないこだれだ』はちゃんと価値がある、ってことですね。
それでは、詳細にお付き合い頂けたら幸いです。
『ねないこだれだ』の感想
冒頭にも書きましたが、早く寝かせる事が目的だとしたらうちの息子には大失敗でした。
そもそも、この『ねねいこだれだ』は息子が図書館で持ってきたものなのです。
目について気に入った本を手当たり次第ぽいやぽいやとカゴに入ていた息子でしたが、その中の一冊に『ねないこだれだ』があったようです。
『ねないこだれだ』をカゴの中に発見した時は驚きました。まさか、息子自身が選ぶとは。
とはいえ、よく考えてみると息子はyoutubeの『ひみつの箱庭』チャンネルが大好きな子。だから『ねないこだれだ』に魅かれるのも頷けるのです。
www.youtube.com
『ひみつの箱庭』。あれよくできてますよね。実は私も大好き。
妖怪やオバケを扱っているのに何故か見ると気持ちが落ち着くんです。
さて、私が子供の頃にはすでにあった・・・気がする『ねないこだれだ』ですが、改めて読んでみるとなんだかお化けがイケメンに見えました。
お前頭どうかしてんちゃうか。
自分に問いました。
だけど何度読んでも、何度見ても、あのツンツルテンのお化けが格好良く思えてしまう。
何故だろう。
とんと分らない。
ほんと謎。
息子もお化けが出てくるページになると大喜び。オバケの手をマネしてニカニカ笑っている。
女の子がお化けに連れ去られる最後のページでも、ポーズをマネして「ははは~」と楽しげ。
お前はオバケになりたいのか?
と問うと、
「うん~!」
満面の笑みで肯定した。
息子にも『ねないこだれだ』のオバケは魅力的に写っているらしい。
だったらもしかして本当に、『ねないこだれだ』のオバケはイケメンなのかもしれない。
『ねないこだれだ』のオススメポイント
恐がらせて言う事をきかせるのは邪道だと言うご意見もありますが、親も自分の心身の健康がかかっているので、邪道に走らざるを得ない時もあります。
鬼だろうが幽霊だろうが我が子が大人しく布団に入ってくれるなら、喜んでお友達になってもらいますし、スマホにも召喚します。
ちなみに我が家では、親が息子のイヤイヤに手を焼いた時は、あの鬼舞辻無惨が玄関まで来てくれます。そして、それでもイヤイヤが止まない時は血鬼術で電気を点滅させ息子を恐怖に落としてくれます。
悪役はいつだって、だだっ子に手を焼く親の味方なのです。
『ねないこだれだ』も子供を恐がらせるにはうってつけの絵本なのは確かなはず。
炭を塗ったような黒い表紙。絵はちぎり絵風で温かみも感じない事は無いけれど、色遣いが暗いので、何となく悪夢を見ているような気持ちにさせます。
極めつけが絵本の内容。
夜更かししたばかりにお化けの国へ連れて行かれてしまった女の子。帰ってきた、とは書いていないところが、恐ろしいというか救いが無いと言うか。「え!そこで終わっちゃうの!?」という驚きと後味の悪さが何とも言えません。
と、同時に、どこかコミカルな雰囲気も感じさせるオバケのキャラクターと文章はお見事!の一言です。
このムードたっぷりの絵本をどう使うかは、親の裁量にかかっている気がします。
うちの息子も『ひみつの箱庭』に出会う前に『ねないこだれだ』を読んでいたら、反応は間逆だったかもしれません。
恐がらせるか、一緒に楽しむか。
子供の感性にもかかってはいますが、親にとっては究極の選択を迫られる一冊になるかもしれません。
何にしても、『ねないこだれだ』は親御さんに一度は手にとってもらいたい絵本だと私は思います。
短いからちゃちゃっと読めますしね。
『ねないこだれだ』の本の特徴
サイズと重量(重さ)
縦11.4cm 横11.4cm 厚さ6㎜ 重量134g
軽い。小さい。持って歩くにはもってこいです。
読み終わるまでの所要時間
1分程度
文字のサイズ、読みやすさ
7㎜程度。黒文字。読みやすいです。
構造・質感
ハードカバーの、標準的な絵本です。
対象年齢
1歳から、とネットにはありました。
せな けいこ さんてどんな人
なんと、1932年生まれ。
私の祖母と同じくらいの方でした。
丁度よい記事があったので貼らせていただきます。
mi-te.kumon.ne.jp