絵本レポート

あ、読んでみたいな。と思ってもらえる絵本紹介を目指してます

1歳からのオススメ絵本。『みずちゃぽん』 みずちゃぽんで風呂どぼん!



子供は大体水が好き
あのキラキラと陽の光に輝く変幻自在な物質が好き。
そんな好きなものを絵本にしたのが、この『みずちゃぽん』です。



感想

これは、以前私が住んでいた地域で市からの出産祝いで頂戴しました。

頂いた当初は、この絵本の魅力が分からなかったのですが、子供を二人授かった今では、この本の完成度の高さに感心しています。

形の変化と共に様々な音を奏でる水の楽しさと魅力。それをまあよくこんな少ないページと少ない文字数で見事に表現したものだな、と。
擬音も的確。

まるでマラソンランナーの体みたいに、無駄なものを削ぎ取って、削ぎ取って、完成させた感じ。

それもこれも、乳幼児の五感に響かせる為。

やっぱり凄いな、絵本作家。

私の子供は二人とも、この本を喜びました。
特に上の娘は6歳の今でもお気に入りです。

『みずちゃぽん』の、本の特徴

サイズと重量(重さ)

縦18.3cm 横18.3cm 厚さ7㎜ 重量180g
軽く薄く比較的コンパクト。鞄に入れていても全く負担になりません。

読み終わるまでの所要時間

1分程度

文字のサイズ、読みやすさ

文字の大きさはシーンに分けて様々ですが、最小5㎜。黒文字。
色彩は白・青・黒、のみ。読みやすいです。

構造・質感

ハードカバーに画用紙(?)の、標準的な絵本です。

対象年齢

ネットでは1~2歳となっていました。

『みずちゃぽん』のオススメポイント

冒頭にも書きましたが、子供は水が好きな子が多い。
プールも海も川も池も湖も水たまりも噴水も、水がタプタプしている場所が好き。

なんなら御自身が作ったお漏らしの水たまりでピシャピシャ遊んでいることもある。

これにはかーちゃん絶叫です。
ほんまやめてほしい。

でも、何故かお風呂は嫌いな子が多い。

そんな時、この『みずちゃぽん』が使えます。

――あ、お風呂に持って入るわけではないですよ。
水をテーマにしてはいるけれど、流石に防水加工まではされていません。

この絵本を子供が気に入ったら、浴槽で実際にこの本の水の動きを再現するのです。
蛇口や風呂桶を使って、じょぼぼぼぼ!とか、どっぼーん!をしてやると、我が子二人は喜びました。

「お風呂でみずちゃぽんするよー」

と誘うと、
嫌がらず入ってくれる・・・日もあった!

風船、シャボン玉、磁石の玩具エトセトラ・・・・
『みずちゃぽん』は、子供をお風呂に誘うための、姑息な手段の一つとして使えます。

でも一つ、困ったことがある。

子供が蛇口を締めさせてくれない!

もういいから。
いい加減、もういいから。
水道代かかるから!

お勧めです(笑)



『みずちゃぽん』の情報(作者・発行所など)

タイトル:みずちゃぽん
さく:新井 洋行
発行:株式会社 童心社


新井洋行さんの他の本

沢山出版されているので、『みずちゃぽん』の姉妹本のような絵本を集めてみました。
え、可愛い。欲しくなっちゃう。





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