2歳からの ねかしつけ絵本。『おやすみなさいおつきさま』のオススメポイント。入眠儀式にもってこい!!
さて、今回ご紹介したい絵本は、こちら。
『おやすみなさいおつきさま』
題名からお察しの通り、寝かしつけ絵本です。
とにかく“おやすみ”を連発するこの御本。
少しアンティークを感じさせる暗めの世界観で、テンションはまるで上がりません。
いや、上っちゃダメですよね、寝かしつけ用の絵本なんだから。
買った当初は、ハズレだったかな〜なんて失礼な事を思ってましたけど、今ではこの本の寝かしつけパワーにやられてます。
困ったことに、聞き手の子供ではなく、読み手の私が。
感想
催眠術か!
と突っ込みたくなました。
自分を囲む物や人に丁寧に意識をやり、続いてそれら一つ一つに「おやすみ」の挨拶をする。
そして最後は暗くなった部屋で眠りに落ちる。
ーーあ、もう寝るしかない。
と読者に思わせる。
更に。繰り返し読むうちに、今では表紙を見るだけで眠気が来るようになりました。
そして、1ページを読む頃にはもう瞼が重い。
寝かしつけ絵本って、みんなこんな感じなのでしょうか?否。我が家にもう2冊ある本では、どっちもこんなに眠くはならないぞ。
催眠術を超えて、これではパブロフの犬状態ではありませんか。
恐るべし、『おやすみなさいおつきさま』の入眠パワー。
・・・しかし、困ったことに、この現象は読み手に起こっているのです。
子供はというと、もう一回、もう一回、と催促してくる。
私は眠くて仕方がない。
誰か助けて・・・・
『おやすみなさいおつきさま』の、本の特徴
サイズと重量(重さ)
縦17.3cm 横21cm 厚さ4㎜ 重量226g
薄く軽いです。鞄に入れていても全く負担になりません。
読み終わるまでの所要時間
2~3分。
文字のサイズ、読みやすさ
1文字縦横3㎜程度。背景に合わせて赤と黒を使い分けています。
構造・質感
ハードカバーの、どこにでもある普通の絵本です。
対象年齢
ネットでは2歳からとなっています
『おやすみなさいおつきさま』のオススメポイント
入眠儀式には最適な本だと思います。
ルーティンに使うと、もっといいかも。
絵はやや暗め。
ちゃんと色彩はあるのですが、全体的に落ち着いていて、ガチャガチャした感じはありません。悪く言えば華がない。
でも、ようく見ていると、暖炉の薪がパチパチはじける音や、猫やネズミが動き回るトトトと軽い音、おばあさんの編み針同士がカチっと当たる音が聞こえてくる気がする。だからムードは満載です。
この本を読んで、我が子がキャッキャ笑った事は一度もありません。
喜ばせるよりは、気持ちを落ち着かせるのに効果ありです。
ただ、読み手にも同様の効果を及ぼすので、私のように、ターゲットの子供を置いてけぼりにして、自分が先に落ちそうになる危険性もあります。
これはもう賭けですね。